VOL3. 2019年夏・長期 ガジャ・マダ大学(インドネシア) 中川 廉太

みなさんこんにちは。
2019年8月から2020年1月までの半年間、インドネシアのガジャ・マダ大学へ留学している中川廉太です。4か月が過ぎましたが、インドネシアでの留学生活がどのようなものかを紹介したいと思います。
インドネシアへは広島経済大学のインドネシア国際貢献プロジェクトにより4回来たことがあるので今回で5回目です。インドネシアは、人口2.6億人以上(世界4位)、世界最大の島の数を持つ国です。国民の約9割がイスラム教徒であり、世界最大のイスラム国家であるとも言われています。一方、民族も多様で島や地域によっては言語が全く異なります。キリスト教徒やヒンドゥー教徒がほとんどを占める地域もあり、かなりの多様性があります。

通学、授業の様子

ガジャ・マダ大学への通学の様子

ガジャ・マダ大学でINCULS programでインドネシア語を学んでいます。5クラスで、Reading・Conversation・Writing・Grammar・Vocabularyを学びます。テキストを使用しながら授業を行い、会話実践やプレゼンもあります。授業はインドネシア語で行われ、分からない時は英語で解説があります。でも英語が話せる学生も多いですので、自分から学ぼうとすればできないことはありませんが、それは日常であって英語で学ぶ授業はありません。
月曜日から木曜日までで毎朝9時から始まります。終わる時間は日によって異なりますが、12時~14時までに終わります。午後からは比較的自由な時間を過ごすことができています。
朝は8時頃起床し、8時半にはスマートフォンのアプリでGrab又はGojekというバイクタクシーを呼び、それで学校へ行きます。早く起きた朝は、運動も兼ねて徒歩で向かいます。料金は大学まで9,000インドネシアルピア(約70円)で、割引がある場合は1,000~4,000ルピア(約7円~約30円)で行くことができます。

授業は50分/回の授業を毎日2~4回受講します。私が受講している授業では19名の学生がいます。開始直後は日本人6名、韓国人2名でしたが、途中からパキスタン、カンボジア、パレスチナ、しばらくしてタジキスタン、イタリア、トルコ、オーストリア、ハンガリー、スロバキア、ポルトガル、ベトナムの学生が授業に参加するようになりました。とても国際的な雰囲気の中で学んでいます。

ガジャ・マダ大学での授業、多国籍です

授業後は、学食で数人のクラスメートと共にランチを食べます。20学部以上あり、1学部に1つの食堂があるので、そのメニューは数え切れません。ご飯の後は、毎日違う友人と時間を過ごしています。モールはアンプラスやハルトノモール等の大きいモールがありますが、モールにはあまり行きません。インドネシアは驚くほどカフェ文化が定着していて、学生は授業がない時によくカフェへ行き、勉強したりお話したりしています。私も日本ではほとんどカフェには興味がなく行きませんでしたが、こちらに来てからよく行くようになりました。何をするにも比較的に物価が安いので、毎日様々なところへ行き、非常に充実した留学生活を送っています。
インドネシアは食事が本当に美味しいですが、考えて食べないと太ってしまうような食事が多いので注意です!

Ayam Geprek(アヤム グップレ)

約110円【Ayam(=鳥)、Geprek(=破壊する)】
鳥を細かく砕いたもの。唐辛子の量は自分で選択することが出来ます。

Mie Ayam(ミー アヤム)

約110円【Ayam(=鳥)、Mie(=麺)】
茶色いものがayamで、丸い団子みたいなものはBaksoというインドネシアの団子みたいなやつです。スープによく入っています。

ガジャ・マダ大学の友人との夜ご飯 @屋台

その他の活動

①インドネシアの友人の日本語授業アシスタント

受入先高校の校長先生

②インドネシア国際貢献プロジェクトが夏に来ました。今回は、正式なメンバーではなくサポートという形でチームに入りました。私にとってはプロジェクト生としての最後の活動になりました。

③ジョグジャカルタ最大のマンガフェスに、カラオケの審査員として参加しました。コメントの際は、通訳を使わずにインドネシア語だけで講評を行いました!!
大勢の人の前で中々出来ない経験をさせてもらいました。

④休日には様々な場所へ出かけています。

人生で見た中で一番綺麗な海でした
カリムンジャワ島近くの島にて
ジョグジャカルタの世界遺産「プランバナン寺院」での夕焼け

インドネシア(ガジャ・マダ大学)では、他の先進国諸国への留学では得ることのできない貴重な留学生活を送っています。多民族・多文化社会の中で、絶対に日本にいるだけでは分からないことを日々感じています。
自分自身で何かを発見しようという積極的主体性もこれまで以上に生まれました。1月末まで残りわずかとなった留学生活ですが、正直半年では全く足らないくらい様々な体験をして、毎日がとても充実しています。
残りの期間ももっと多くのことに取り組み、すべての経験を自分のものにしていきたい、新たな価値観を吸収していきたいと思います。