経営学科Department of Business Administration |経営学部

経営学科イメージ

マネジメント、アカウンティング、マーケティングの理論と実践を学び即戦力を育成します。

経営学は購買、生産、販売といった企業活動の流れや、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という企業を構成する要素に関して、何をどうすればよいのかを研究する学問です。組織を動かす「マネジメント」、企業のお金の流れを管理する「アカウンティング(会計)」、売れる仕組みを作る「マーケティング」の3つの分野を効率的に学びます。ビジネスの現場のニーズに応えたカリキュラムで、これからの社会に支持される新ビジネスの創造を目指す人材を育成します。

修得可能学位: 学士(経営学)

取得可能な資格

・高等学校教諭一種免許状(商業)
・簿記関係資格
・ファイナンシャル・プランナー
・販売士
・宅地建物取引士 ほか

目指す進路

・企業の企画・販売・財務部門
・税理士
・公認会計士
・マーケティングプランナー
・高等学校教員 ほか

経営学科の学びのポイント

1 理論をベースに実践的な知識を修得する

経営に関する理論はもちろんのこと、それを現実にどう活かすのか、実践で役立つ幅広い知識を修得することができます。経営学を学ぶことによって、企業人として、さらには自ら起業する際の確かで深い知識と豊かな知性を身につけ、社会を生き抜く生きがいや自信を持つことができます。

2 実社会で活躍できる、幅広い能力が身につく

税理士、簿記などの各種資格取得に結びつくサポート科目や講座を設置しているほか、社会に出て役立つ知識と能力が身につきます。卒業生は、企業の企画・販売・財務部門、税理士、公認会計士、マーケティングプランナーなど、幅広い分野で活躍しています。

経営学科CLOSE-UP

多彩な教授陣

メーカーや銀行などでビジネスに必要な知識や経験豊富な実績を持つ実業界出身の教員や自ら起業した教員を揃え、実体験に基づく授業を多く設けています。さらに、ゼミでの実習や産学連携プロジェクトなどを通じて実践的に学ぶことで、知識を深めていくことができます。

身につく力

● マネジメント能力
● 会計数値を通じて企業活動を分析する能力
● 企業の経営方針・経営戦略の立案、実行能力

経営学科の多彩なゼミナール

〈ゼミテーマ〉マーケティングと文化・社会との関連を考える

マーケティングにおけるSTP戦略図

マーケティングは、ごく簡単に言えば「売ること」です。何かをうまく売ることができれば、それを多くの人が買って、使って、生活するようになり、結果的に社会や文化が変わります。ゼミではそんなマーケティングの力に着目し、なかでも食文化に関わるマーケティングの研究に力を注いでいます。マクドナルドやスターバックスコーヒーは言うに及ばず、広島のソウルフードであるお好み焼きもマーケティングの影響を大きく受けているのです。

Point

学んだことが本当なのか問うこと、つまり学問を重視していますので、ゼミ生同士で研究内容について議論するのはもちろん、オタフクソース(株)やカゴメ(株)の担当者と合同で研究会を設け、活発な議論を交わしたりもしています。また、ゼミでは学問の成果を、きちんと人に分かってもらうため、論文としてまとめることを重視しています。学内の学生懸賞論文への応募はゼミ生全員必須です。学問すること、その成果を論文にまとめること、この二つを軸として、考える力を身につけることを目指しています。

細井 謙一 教授

細井 謙一 教授

[プロフィール]
神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期単位取得満期退学。1995年本学に着任。経営学部学部長である一方、(公財)広島市産業振興センター理事、(一財)お好み焼アカデミー理事、(株)テレビ新広島番組審議会委員長でもあり、産業界とも密接に関わっている。

企業の視点に触れた、貴重な体験

松永 美咲 さん

松永 美咲 さん 経営学科 4年 / 山口県・防府商工高校出身

細井ゼミの印象は、“アクティブ”のひと言。「忙しい」という発言が禁止されるほど活動的です。オタフクソース(株)との研究会では、お好み焼き店舗にヒアリングを行い、消費者目線により近く、斬新な切り口で企画をプレゼンできるよう意識しました。企業の方からは、「お客様に響くストーリーが大事」というアドバイスをいただき、マーケティングプロセスを構想する際の参考にしています。集大成となる卒業論文では興味のある美術に焦点をあて、文化資産に関連した購買行動等を研究しています。

〈ゼミテーマ〉観光を切り口に、地域の活性化に挑戦!

地域連携活動の概念図

日本の成長戦略の柱のひとつである観光分野。しかし、近年はオーバーツーリズムなどのさまざまな課題を抱えており、行政・大学等を交えた課題解決が必要です。ゼミではアクティブラーニングによる演習形式の形で、こうした課題解決に挑戦しています。

Point

授業で学んだ経営学の知識を知恵に変換させ、ゼミ生が一体となって議論を交わし、企業や行政の方々と協働で課題解決に向けた取り組みを実践。近年の実例を紹介すると、道の駅の活性化、クラフトビールやお茶製品の商品開発・販売企画、スマホ講座の開催などが挙げられます。取り組みを通じて、学生たちには世の中のさまざまな事象に関心を持ち、ともに力を合わせ、経営学の知識を活かし地域の発展に寄与する力を身につけて欲しいと思います。

藤原 久嗣 教授

[プロフィール]
サントリーホールディングスで財経本部課長を務め、佐賀県庁ではCIO(最高情報統括監)として活躍する。民間と行政で培った経験を生かし、観光による地域活性化の研究に取り組む。県内各地の「道の駅」などに赴き、フィールドワークを積極的に展開している。2019年本学に着任。

人と関わる楽しさを教えてくれたゼミ体験

溝口 倖花 さん

溝口 倖花 さん 経営学科 4年 / 広島県・呉商業高校出身

やりたいことを自分たちで形にできる、それが藤原ゼミの魅力です。私は企業や地域とのコラボ商品を開発したいと考え、企画から販売まで体験できる、このゼミを選択しました。広島県北西部にある安芸太田町への提案では「地域通貨の普及・促進」と「規格外食材を利用した商品開発」の二つが採択されました。いずれの事業も地元協力者なしでは成し遂げられず、地域の皆さまのためにも最後までやりきる!という思いで取り組みました。将来は、地元地域に貢献し、多くの人を笑顔にする仕事に就きたいです。

興動人Voice -学生の声-