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大学での「居場所」だったゼミでの経験が、私を大きく変えてくれた。

平山千章

平山さん1

1年次から経験できた少人数で学ぶ楽しさ。

広島経済大学では1年次から少人数で学ぶ「ゼミ(入門ゼミ)」がスタートします。私が所属した本岡ゼミでは、Skypeを使った英会話や、グループに分かれたディスカッションなど、とても理解しやすく楽しめる授業内容でした。本岡先生も女性だったので、女子学生ならではの相談も話しやすかったです。
入学時は観光業に興味があった私に、立町キャンパスで行われた「広島の魅力を発信するツアーをつくるワークショップ」へ呼んでくださったりもしました。初めてのゼミでこうした素晴らしい経験をさせていただけたことは、今でもよく覚えています。

平山さん2

合宿や産学連携企画などで味わった実践的な学びによる達成感

3年次になるとゼミでは演習というテーマに基づく研究活動が始まります。私は細井ゼミに所属し、さまざまなイベントの企画運営を体験しました。個性的なメンバーの得意な部分を活かして作り上げていった初めてのゼミ合宿。企業からの依頼で顧客情報を分析しながら、飲食店の新メニューを考案し実際に販売まで至った産学連携企画。作り方や事前準備、売り方や広報についてまで、すべて学生で考えた学園祭へのお好み焼屋出店。どれも、メンバー同士がお互いの個性を認め合って議論し続けたことで、大きな成果を残し、達成感を味わうことができました。

平山さん3

苦労した卒業論文も先生の熱心なサポートで完成

卒業論文では、アルバイトで経験した「衣料品、小売」をテーマに選びましたが、先行研究を探すことや、自分自身で論文にストーリーを作ることにとても苦労しました。その時にもお世話になったのが、ゼミ担当教員の細井先生です。先生は、論文に関して長い時間をかけてじっくり相談にのってくださいました。私の個性を活かしつつ、論理的な文章を書くための指導をしてくださったお陰で、書きたい内容を深く掘り下げてまとめることができました。卒論発表会も大成功。本当に感謝しています。

平山さん4

ゼミはかけがえのない大学での居場所

ゼミは大学での学びのための「居場所」であると思います。クラブやサークルでも居場所は作れますが、学びを共有するグループを作ることにとても意味があると思います。同じ専攻を選んで集まったメンバーと同じ時間を共有し、自分の学びを表現し、他の人の学びから刺激を受ける。ゼミがあったから、私は自分が学んだことを共有できるメンバーに出会えました。その存在は、大学生活でとても大切なものでした。また、3年次のゼミが始まったころ、落ち込んでやる気が出なかった私を、温かく見守り、失敗も次への改善につなげてくださった細井先生には本当に感謝の思いでいっぱいです。
(2017年3月取材当時)

細井先生から平山さんへのメッセージ

平山さんは、人を動かす情熱を持った女性ですね。ただ、初めて会った時には、その情熱が空回りする危うさもある女性でした。ゼミでは、その持ち前の情熱で、企業と一緒に商品開発をしたり、マーケティング・プランを考えたり、あるいは論文を書いたり、本当にいろいろなことに取り組みました。そしてその取り組みの中で、しっかり理論武装して、自分の想いを論理的に伝えることもできる、知的な大人の女性に成長してくれました。情熱と知性を兼ね備えた平山さん、卒業後の活躍を楽しみにしています。

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