藤原ゼミが平田観光農園と産学連携で、地域ブランド商品の開発に取り組んでいます。

6/23/2025
社会・地域 教育・研究 学生の活動

6月14日(土)・15日(日)の2日間、藤原ゼミ(経営学部経営学科)が広島県三次市にある平田観光農園を訪れ、地域ブランド商品の共同開発を目的とした合同会議と実習に取り組みました。

共同開発を進めているのは、規格外である「イチゴ」を使った商品。安芸乃国酒造(安芸太田町)の協力を得てイチゴ風味のクラフトビールの開発に取り組んでいます。また、平田観光農園とは、プリンやディップソースの材料に活用することも企画提案し、作業を進めています。

藤原ゼミでは、若者が原材料の収穫・クラフトビール製造・販売活動まで一貫して関わることで、地域活性をさらに促すことを提唱・実践しています。この日の平田観光農園での実習では、原材料となるイチゴの収穫に取り組みました。

商品開発に必要となるイチゴは15kg。かご一杯に摘んだつもりでも3kgにも満たず、傷んでいるものなどは廃棄するよう選り分けながら相当数を収穫するのは思いのほか大変で、何度も秤で収穫量を確認しながら手分けして作業にあたりました。

観光農園の普段の業務も実習として体験し、理解を深めました。

裂果したサクランボの除去作業
古民家カフェでの接客実習

宮尾花穂さん(経営学科3年/賀茂高等学校出身)は「企業の方と学生のうちから直接関われるのは貴重な経験。若者でも飲みやすいビールにしたいです。多くの観光客や地元の人に味わっていただき、平田観光農園や三次のことを知るきっかけにしていきたい」と意気込みを語りました。

今後は、イチゴのヘタ取り作業や洗浄作業を行い、安芸乃国酒造での加工作業にも取り組みます。クラフトビールは8月完成を目指し、ラベルデザインや販路計画にも取り組む予定です。


なお、この活動は中国新聞でも取り上げられました。

中国新聞

掲 載 日:2025年6月17日(火)19面

※中国新聞2025年6月17日付掲載
(中国新聞社の許諾を得ています)

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