軍都広島や似島ドイツ兵俘虜の歴史を学ぶ竹林ゼミが報告!「似島独逸俘虜技術工芸品展覧会」未公開写真を初披露しました。

3/19/2025
教育・研究

3月5日(水)、経済学部経済学科の竹林ゼミの学生が、「似島ドイツ兵俘虜と戦前の広島—似島独逸俘虜技術工芸品展覧会—」と題した報告会を行いました。

竹林ゼミでは、ドイツの近現代の歴史を研究しています。2022年に竹林栄治教授が似島俘虜収容所とドイツ兵俘虜の新たな資料を入手したことをきっかけに、軍都広島や似島ドイツ兵俘虜の歴史についても学んでいます。

報告会では、1919年3月に広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)で開催されたドイツ兵俘虜による「似島独逸俘虜技術工芸品展覧会」について、未公開写真などを交えて発表。第一次世界大戦直後にドイツ人と広島の人が交流した事実を伝えるとともに、時の経過とともに風化していく記憶を伝承することの大切さを投げかけました。

椴田 彩乃さん(経営学部経営学科2年)は、「広島とドイツの歴史に少しでも触れていただくことで、平和を守る意識を持つ方たちが増えていくよう、今後も広島の歴史を継承し、伝えていく取り組みをしていきたいです」と話してくれました。

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