広島サッカーの原点!竹林ゼミが未公開写真を交えて報告しました。

5/11/2023
社会・地域 教育・研究

5月8日(月)、経済学部経済学科の竹林ゼミナールの学生が、「広島ドイツサッカー交流史~戦前の広島サッカーの発展とドイツ兵との交流~」と題した報告会を行いました。当日は(株)サンフレッチェ広島の仙田信吾社長や(公財)広島県サッカー協会の宗政潤一郎副会長をはじめ、多くのサッカー関係者に出席いただきました。

竹林ゼミでは、ドイツの近代および現代の歴史を研究し、また戦争記憶の継承の一環として広島県内の戦争遺構のガイドを行っています。2022年に竹林栄治教授が似島ドイツ兵俘虜のサッカーチームの新たな未公開写真を入手し、それをきっかけに広島とドイツのサッカー交流史も学んでいます。

報告会では、似島ドイツ兵俘虜と広島高等師範学校などの生徒で初の交流試合を行うなど、ドイツ兵との交流を通じてサッカーの高い技術を学び、広島サッカーの発展につながったと発表。さらに、2024年に完成する広島新サッカースタジアムに広島とドイツのサッカー交流を示す銘文を設置したいと提案しました。

最後に、出席いただいた方々から「ドイツが教えてくれた広島のサッカーの歴史を、若い人たちに関心を持ってもらえることは心強くてありがたい」などの総評をいただきました。

(株)サンフレッチェ広島の仙田信吾社長
(公財)広島県サッカー協会の宗政潤一郎副会長

高倉もなみさん(経済学部経済学科3年)は、「スポーツと戦争につながりはないと思っていましたが、日本のサッカーに大きな影響を受けていることがわかった。広島新サッカースタジアムに銘文を展示し、広島とドイツの歴史を残していきたい」と話してくれました。

なお、この様子は次のメディアに放送されました。

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