経済学で紐解く日本の歴史

講座紹介動画

本講座は講座内容を部分改訂しました。

講座日程(全6回)

2024年10月10日(木)
2024年10月17日(木)
2024年10月24日(木)
2024年10月31日(木)
2024年11月7日(木)
2024年11月14日(木)
時間:19:00~20:30(90分)

受講申込はこちら

申込締切

2024年9月24日(火)

副題

日本の歴史から学ぶ経済政策のヒント

受講対象者

  • 今までとは別の視点から歴史を考えてみたい方
  • 経済学を歴史という過去の教材から学びたい方

講座概要

日本の代表的な歴史的テーマを取り上げ、経済学的見地から考察します。税制で少子化対策を行っていた飛鳥時代、日本の貨幣史から探る日本と世界の経済、海賊禁止令がもたらした新たな経済活動、江戸時代に行われた公共事業の意義、そして最後に世界初の先物市場の発明となった大阪堂島の米市場を見ていきます。

到達目標

日本の歴史を経済学的に見直すことによって、歴史の本質が見えるようになります。

講義計画

第1回 少子化対策としての租庸調
第2回 日本経済と貨幣の歴史 ー無文銀銭と富本銭、皇朝十二銭とインフレーション、宋銭、そして撰銭令ー
第3回 治水工事の田中吉政 ー山城から平城に変わった経済的理由ー
第4回 海賊禁止令の派生効果 ー鯨取りと北前船、そして民謡の流れとその変遷ー
第5回 江戸時代の公共事業の意義 ー佃島と利根川改修、貞山堀から考えるー
第6回 大阪堂島の米市場 ー世界初の先物市場ー

講義の形式

座学です。

講義方法

対面講座

講義の進め方

歴史的事象について説明し、それを経済学的にどう捉えることができるのか、そしてその現代的意義は何なのか、考えていきます。

教材などの 追加負担

教材の負担はありません。

受講者へのメッセージ

実験が困難な経済学にとって「歴史」は重要な教材です。日本の歴史を経済学的に検証することによって、現代日本の経済政策を考える上で重要な示唆が得られるはずです。

講師紹介

野北 晴子(のきた はるこ) 経済学科 教授 
佐賀県生まれ。1986年佐賀大学経済学部卒業、89年広島経済大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了、93年同大学院経済学研究科博士課程後期満期退学、90年広島経済大学助手、94年講師、01年助教授を経て、07年より現職。最近の研究テーマは、長年のASEAN諸国における日系企業の動向調査、ならびに本学の授業科目『広島地域ものづくり事情』の外部講師のお話しから見えてきた「日本的なものづくり」に移りつつあります。

講座シラバス

関連情報

受講者の声

  • 最近歴史に興味を持っていたことと、経済学はどのようなことをする学問なのか以前から知りたいと思い受講しました。
  • これまで知らなかったことが殆どで、色々新たに知ることが楽しかった。備中高松城水責めの経済的側面を解き明かしたことが白眉だった。
  • 日本史においてはあまり着目されていない(と思う)人達に大きな実績や評価すべき点があると知ることができ、歴史が好きな人に新たな視点を与えると思う。
  • 仕事には直接関係しないが、私自身の知識が広がり、旅行の際に行ってみたいとの興味も沸いた。
野北 晴子教授
歴史テーマを切り口に経済学の基本的考え方を解説

受講申込はこちら