本講座は講座名を改称、講座内容を部分改訂しました。(旧講座名:世界経済の動きから日本経済を考察する)
講座日程(全6回)
2024年5月22日(水)
2024年5月29日(水)
2024年6月5日(水)
2024年6月12日(水)
2024年6月19日(水)
2024年6月26日(水)
時間:19:00~20:30(90分)
申込締切
2024年5月7日(火)
副題
戦後日本の経済政策から今日のマクロ経済政策を考える
受講対象者
- 日常的な仕事の背景として、経済社会の動きを捉えておきたいという方
- テレビやネットの経済ニュースの真意や背景を知りたい方
- 経済学的考え方を身に付けたい方
講座概要
日本経済の現状について理解するには、戦後の世界経済体制のもとで日本経済がどのような経験をし、それに対してどのような政策を実施してきたか見ていく必要があります。そして、現代のマクロ経済政策の議論を踏まえ、今日、日本政府が採るべき経済政策について考察します。
到達目標
歴史的側面から経済を見ることで、事例を立体的に捉えられるようになり、経済学的思考を身に付けることを目指します。
講義計画
第1回 | 戦後復興期の経済政策(固定相場制の時代) ー朝鮮戦争と日本の経済復興ー |
第2回 | 高度経済成長期の経済政策 ー所得倍増計画と日本列島改造論ー |
第3回 | 変動相場制度時代の始まりと二つの石油危機 |
第4回 | バブル経済とバブル崩壊 |
第5回 | 企業の多国籍化と産業の空洞化 |
第6回 | 今日のマクロ経済政策の議論 ーアベノミクス、FTPL(物価水準の財政理論)、MMTー |
講義の形式
座学
講義方法
対面講座
講義の進め方
受講者の方々の質問やご意見がこの講義をつくり、理解を深めます。上記の授業計画の順番や内容は、受講者の方々の興味や関心、そして世界経済の状況の変化によって、若干変わる場合がありますので了承ください。
教材などの 追加負担
教材費の負担はありません。
受講者へのメッセージ
一般につかみどころのないと思われている「経済学」の考え方が、ビジネスでも重要な武器になると考えています。講座の内容は、最終的にはアドバンス・レベルに至りますが、事象の因果関係や世界経済との関係を大枠で捉えてもらうためですので、身構えずに参加してください。
講師紹介
野北 晴子(のきた はるこ) 経済学科 教授
佐賀県生まれ。1986年佐賀大学経済学部卒業、89年広島経済大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了、93年同大学院経済学研究科博士課程後期満期退学、90年広島経済大学助手、94年講師、01年助教授を経て、07年より現職。最近の研究テーマは、長年のASEAN諸国における日系企業の動向調査、ならびに本学の授業科目『広島地域ものづくり事情』の外部講師のお話しから見えてきた「日本的ものづくり」に移りつつあります。