学生目線でアイデアを提案!細井ゼミがマーケティング研究会を開催しました。

12/26/2025
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12月20日(土)、経営学部経営学科の細井謙一ゼミ(2・3・4年次合同)が、一般社団法人Plant Based Lifestyle Lab(P-Lab)の宮地雅典氏と大村淳氏をお招きし、産学連携によるマーケティング研究会を開催しました。

PBF(Plant Based Food)とは、植物ベースの食品、特に肉・魚・卵など動物性たんぱく質の代替食品を指します。SDGsの観点から重要な分野とされながら、一般消費者の認知度は必ずしも高くありません。マーケティングを研究する細井ゼミでは、認知度の低い商品ジャンルそのものを普及させるという高度な課題に取り組むべく、本研究会を企画しました。

研究会では、まず宮地氏と大村氏から「共創による社会課題の解決」と題して、PBFを普及させるため、業界団体であるP-Labでの取り組みについて、その内容や社会的意義についてご講演いただきました。

次に、細井ゼミの学生4チームが、事前に検討を重ねてきたマーケティングプランを提案。「PBFで血糖値を味方につける社員食堂プロジェクト」や「日本の美食をプラントで~PBFブランド“Japlant”~」など、学生目線でのアイデアを披露しました。

総評では「単にアイデアを出すだけでなく、アンケート調査をするなど、1ヶ月半と短い準備期間のなかで裏付けまで取っていたのは素晴らしい」といった高評価の一方、実現するうえで不足している点などの指摘があり、学生にとってビジネス現場を知る有意義な時間となりました。

細井謙一教授は、「実際に現場で働く方との感覚のズレや、実際にその仕事をしてみないとわからないような独特の難しさなどを知ることができ、普段の講義では得られない学びや気づきがあったようでした。特に、業界全体・社会全体を動かしていくための大掛かりな仕掛けを、現場の実例に即して考える機会は貴重だったようです。また、こうした大きな仕事に携わられているゲスト講師の、情熱やキャリア・パスなども伺うことができ、キャリア教育としても大変有意義な機会になったようです」と振り返りました。

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