- 7/28/2025
- 教育・研究 メディア情報センター
7月14日(月)と21日(月)に、メディアビジネス学科の授業「テレビスタジオ実践」において、学内スタジオを使用しての疑似生放送を実施しました。
テレビスタジオ実践は、スタジオから番組などの動画コンテンツを制作・発信するための仕組みや各役割、それぞれの技術の基本を学ぶアクティブラーニング型の授業です。受講する学生たちは、半年間の集大成として、自分たちでアイディアを出し合って番組を企画し、ディレクターやカメラマン、タイムキーパー、フロアディレクターなどの役割に分かれて、学内にある本格的なスタジオで疑似的な生放送に挑戦しました。
4チームに分かれ、脱力ニュースバラエティ番組やホラー要素のあるクイズ番組、音楽要素を取り入れたバラエティ番組など、決められた時間で趣向を凝らした番組が繰り広げられました。
坂根鈴音さん(メディアビジネス学科1年)は、「座学でディレクターや音声、カメラなど多くの役割を学びましたが、やはり実際にやってみることで、立ち回りやチームでの連携が難しく非常に大事だと感じました。私はTK(タイムキーパー)を担当しましたが、番組が予定通りの時間で終わるようモニターを見ながらタイマーも確認し、状況に応じてスタジオ側に指示を出したりと、とても大変でした。スタジオがあるからこそできる貴重な経験と学びだったと思います」と満足そうに語りました。
この授業を担当する、メディア業界での実務経験がある後藤心平教授は、「テレビ離れが叫ばれて久しいですが、YouTube等のネット配信はテレビ放送の形が基本になっています。スタジオを利用した番組放送の仕組みを知り、実際に体験することで、メディアについて正しく理解することにつなげてほしい」と改めて本授業の目的と意義を語り、授業を締めくくりました。