石野ゼミの学生が学術研究活動を学会で発表しました。

4/11/2024
社会・地域 教育・研究 学生の活動

石野亜耶ゼミ(ビジネス情報学科)の学生が、大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)を活用した研究を実施し、学会で発表しました。近年、AI技術の一つとして、ChatGPTなどに代表される大規模言語モデルが注目を集めており、石野ゼミではテキストマイニングや大規模言語モデルなど、AIを活用した研究を行っています。

金融情報学研究会で発表する濱田祐馬さん
観光情報学会で発表する佐々木穂さん

石野准教授は、「2人とも、最新でチャレンジングな研究課題に取り組み、研究成果を論文にまとめ、学会発表まで行い、とてもよく頑張っていました。努力する姿勢が素晴らしかったです。研究を通して身に着けた力を、今後も活かしていってほしいと思います」と振り返りました。

2名の学会発表の詳細は次のとおりです。

濱田祐馬さん(大学院経済学研究科経済学専攻博士課程前期課程1年)

【学会名】
第32回 人工知能学会 金融情報学研究会(SIG-FIN)
【題目】
大規模言語モデルを活用したESG評価
【要約】
近年、グローバルな環境・社会課題を背景に、企業は財務評価だけではなく、環境(Environment)や社会(Social)、ガバナンス(Governance)面が重視されるESG評価が行われるようになってきています。 そこで本研究では、大規模言語モデルを活用し、企業が発行している報告書から、ESG評価を自動で行うための手法を提案しました。
【コメント】
質疑応答の際にいただいたコメントから多くの学びがありました。これらを踏まえ、更に価値のある研究にしていきたいです。

佐々木穂さん(メディアビジネス学部ビジネス情報学科4年)※取材当時

【学会名】
観光情報学会 第25回研究発表会
【題目】
ChatGPTを活用した観光案内文の自動生成
【要約】
旅行者は、観光情報をインターネット上で収集することが多くなっているが、有益な観光情報を得ることは難しい場合もあります。そこで本研究では、大規模言語モデルを活用し、プロンプトエンジニアリンク(プロンプトというAIに対して行う命令の与え方を変化させることで望ましい結果を引き出す技術)を行うことで、旅行者にとって有益な観光情報を提供するシステムの構築を行いました。
【コメント】
学会での発表は初めてでとても緊張しましたが、これまでの研究の成果を発表することができてよかったです。質疑応答では、たくさんの質問や助言をいただくことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

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