- 4/9/2024
- 教育・研究
4月9日(火)、棚橋慶太教授(経営学部経営学科)の寄稿が、日本経済新聞「私見卓見」(37面)に掲載されました。
「ESG投資枠を新NISAに」と題し、ESG投資※の新NISAでの活用について述べています。棚橋教授は、総資産67兆円を有する大手金融投資家であるかんぽ生命保険で勤務経験があります。
寄稿に際し、棚橋教授は以下のように語っています。
「金融庁は、上場企業に温暖化ガス排出量の開示を義務づけ、環境や社会に関する情報の信頼性を高めるため、第三者による保証制度の導入を検討している。この取り組みは、企業が環境情報を正しく開示するよう促すだけでなく、投資家による企業の比較を容易にして機関投資家のESG投資を促進する。一方、個人投資家も環境や社会への取り組みを考慮した投資を行えるように、新NISAを活用してはどうだろうか。新NISAに「ESG投資枠」を加える。個人投資家も企業のサステナビリティ情報を見て企業を分析し「ESG投資枠」を活用した長期分散投資で、環境・社会問題に取り組む企業を応援することができるようになるのでは」
※ESG投資とは、E(環境)・S(社会)・G(企業統治)に配慮している企業を重視・選別して行なう投資のこと。間接的にSDGsに貢献するとされています。