挑戦するきっかけがココにある!
履修科目:ライフプラン(人生設計)でやる気づくり(元気力フィールド)(取材:2022年度)
●履修したきっかけは?
高校生の時から、投資や資産運用に興味があり、自分なりに調べていました。この授業を通して、自身のライフプランをイメージすることと、それに基づいた資産運用の知識を身につけたいと思い受講しました。
●履修して印象に残ったことや学んだことは?
「ライフプラン(人生設計)でやる気づくり」の魅力は、興動館科目の特徴である「双方向」を強く意識した、教員と学生が共に授業を盛り上げていく一体感だと感じます。担当の倉橋先生が学生一人ひとりの個性を尊重して接してくださることにより、授業中に感じた疑問や意見を自由に発言できる雰囲気がありました。さらに、グループワークが多いことで、学生同士で意見を出し合う際に積極的に発言ができるようになりました。
この授業を履修したことで、相手に自分の意見をきちんと伝えること、相手が安心して話してもらえる場づくりをすることといった「コミュニケーション能力」の重要性に改めて気づき、意識するようになりました。
●この学びを今後、どのように活かしていきますか?
私はこれまで、面白い話をしなければいけないのではという思いに縛られ、友人にさえ自分から話しかけることためらうほどでしたが、授業やグループワークなど話すテーマが決まっている場面では、積極的に発言することができました。これは自分にとっては発見であり成長であると感じています。
自分の思い描く理想のライフプランを現実のものとするためには、他者と関わることは必要不可欠です。自分に合った「コミュニケーション」とは何かを探しながら、これからは積極的に人と関わっていきます。
苦手な自分に向き合い、それを乗り越えるための行動を起こすことは大きな“挑戦”です。
この授業を受講したことが、一歩を踏み出すきっかけになりました。
今までの考え方が「変わる」
履修科目:身近なボランティア活動(行動力フィールド)(取材:2022年度)
●履修したきっかけは?
ベトナムの日本語学校に通っているときから、「人を助ける仕事」に就きたいと漠然と考えていました。そのイメージを具体化するために、ボランティアについても深く学びたいと考えて履修しました。
●履修して印象に残ったことや学んだことは?
この授業では、履修生が実際に活動されているボランティア団体を調べて発表する機会が多くあり、ベトナムのボランティアと日本のボランティアの違いを知ることができました。例えば、親のいない子ども達に対して食事を提供するボランティア活動についての発表を聞いた時、ベトナムにも同じようなボランティアはあると思いました。しかし、私の知っているベトナムのボランティアは、かわいそうな子ども達に食事を「与える」ことなのですが、日本のボランティアは、子ども達と一緒に料理を作って食べたり遊んだりすることだと聞き、物を「与える」ではなく「心に寄り添う」ところに大きな違いがあることを知りました。
「心に寄り添う」ボランティア活動や、日本語の能力に自信のない私の発表時に「がんばれ!」と応援してくれた日本人学生の優しさに触れたことで、ベトナムにいたころに抱いていた「冷たい」「仕事に厳しい」といった日本人のイメージが大きく変わりました。
●この学びを今後、どのように活かしていきますか?
これからは、実際にボランティア活動へ参加し、ボランティアの運営も含めた知識を深めたいと思っています。そして、ベトナムに帰国後は、山奥に住んでいて教育を受ける機会が少ない子ども達へ日本語を教えるボランティア団体を立ち上げたいと考えています。
この授業で学んだ、相手の「心に寄り添う」ことの大切さを、子ども達にも伝えていきたいです。
自分を知ることで、人との関わり方が変わった
履修科目:興動館プロジェクトとコミュニケーション(共生力フィールド)(取材:2022年度)
●履修したきっかけは?
2年の冬に「コミュニティFM放送局運営プロジェクト」のリーダーになり、会議の進行やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションに課題を感じたため、本気で学びたいと思い履修しました。
●履修して印象に残ったことや学んだことは?
授業の序盤で行った「自己分析ワーク」を通して自分と向き合い、気付いていなかった自分を知ることができたことが、特に印象的で面白かったです。自己分析の結果が数値やグラフだけではなく、詳しい文章で表示されたことに加え、担当の志賀先生から、自分のタイプに適した役割や足りない点、意識すべき点をアドバイスしていただきました。そのおかげで、薄々感じていただけの自分の性格が明確になり、今後の改善点も認識することができました。
また、ただ聞いてメモを取るだけの一方的な授業ではなく、自分で考えたり、他の学生と話し合ったりする時間が多い授業スタイルだったので、元々自分の長所だと感じていた「主体性」がさらに高まったように感じています。
私はリーダーとして会議の進行をしていましたが、決めなければならないことに集中しすぎて、メンバーの様子に目を向けることができていませんでした。意思決定の際も、メンバーがほとんど発言しないので、ほぼ自分で決めてしまっていました。しかし、この授業を通して、自分が発言しやすい環境を作れていなかったことに気が付くことができました。そこから、「(効率を重視して)自分がやる」という考えから、「(チームとして成長するために)一緒にやる」という意識に変わりました。発言がないメンバーに「一緒に考えよう」と声を掛けたり、作業に積極的に参加してもらえない時は、個人の想いを尊重しながら役割を割り振ったりするなど、参加意欲が高まるような働きかけを行うよう意識したところ、少しずつプロジェクトの雰囲気も良くなったように感じています。
●この学びを今後、どのように活かしていきますか?
この授業で自分を知ったことで、今までの自分を中心とした人との関わり方から、相手の想いを尊重する関わり方に変わりました。この学びを活かし、プロジェクトのメンバーたちだけに限らず、私の周りにいる人たちの想いを大切にし、自分にできることは何かを考えながら生活していきたいです。
多角的な視点で考え、お互いを理解する心構えを持つきっかけになりました。
履修科目:広い世界に飛び出そう(共生力フィールド)(取材:2021年度)
●履修したきっかけは?
本学の外国人留学生とともに学ぶことで、コミュニケーション能力を身に付けることはもちろん、日本以外の国の知識をより深めることで自分の世界を広げたいと思い、履修しました。
●履修して印象に残ったことや学んだことは?
シンガポールにある姉妹校をインターネットで繋げ、お互いの国についてプレゼンをしあったことです。シンガポールは、やはり日本とは文化や価値観が違いました。しかし、質疑応答の際にお互いに恥ずかしがって手が挙がらない場面があり、国が違っても同じだなあと感じました。これまでは「海外と日本は違う」と思い込んでいましたが、「同じところもあれば、違うところもある」と考えが変わりました。この科目を履修してから、自分の世界を広げるには外国だけでなく日本のことも知る必要があると思うようになりました。これからますますグローバル化が進んでいく社会で活躍するためには、日本を知り、世界各国の文化や価値観をきちんと受け入れ、日本の文化や価値観だけが正しいと思わず、多角的な視点から物事を考え、お互いを理解することが大切だと学びました。
●この学びを今後、どのように活かしていきますか?
この科目を履修して、他国の文化であったり、価値観だったりをもっと深いところまで知りたいと思うようになりました。今後は、異文化に対する理解をもっと深め、グローバルな視点から物事を考えることができるようになりたいです。そのためには、なにより語学力が必要だと感じています。まずは英語力を高めて、もっと外国人と積極的にコミュニケーションが取れるようになりたいです。
「対象者のためになること」を意識し「今だからできること」を考える力がつきました。
履修科目:興動館プロジェクトと企画力(企画力フィールド)(取材:2021年度)
●履修したきっかけは?
広島ハワイ文化交流プロジェクト」に所属していることから、プロジェクト活動の柱となる事業やイベントの企画の立て方を詳しく知りたいと思い、この科目を履修しました。
●履修して印象に残ったことや学んだことは?
ある課題が出た時、明るい雰囲気になればいいなという軽い気持ちで手描きのイラストを添えて提出したところ、先生から「何気なく描いたイラストに込められた想いが伝わり、企業のロゴになるケースもある。描いたときの気持ちを忘れずに大切にしてください」とアドバイスをいただきました。自分の気持ちが伝わったうれしさと、形にして表現することの大切さに改めて気が付きました。また、もう一つ印象に残っているのは、ネガティブをポジティブに変換するという話です。実際の事例を聞き、自分自身が感じる課題に置き換えて考えたことで「コロナ禍だから渡航できず、現地の方々と交流できない」という私の考えが「インターネットを使えば渡航するより多くの方々と交流できる」に変わり、ポジティブな企画を考えられるようになりました。
●この学びを今後、どのように活かしていきますか?
現在、ハワイの中高生たちとオンラインでつながるイベントの企画をしています。この授業で学んだ知識や考え方を他のプロジェクトメンバーとも共有し、「自分のやりたいこと」だけではなく「対象者のためになること」を意識した、コロナ禍だからこそできるポジティブなイベントにしたいと思っています。