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メディアから見た社会学を学びたい。生涯、人と関わり想いを発信できる 地元新聞社の記者職に内定!

明代大弥

人に何かを伝えられるメディアの魅力

人に関わるのが好きで、入学後、地域に向けてラジオ放送を発信する「コミュニティFM放送局運営プロジェクト」に所属し、パーソナリティとして活動を開始しました。一方、ドキュメンタリー制作をしているゼミの先生にお願いして限界集落をテーマにした先輩チームのアシスタントを経験。この2つの経験から、“プロジェクト活動で地域の方々の声を拾えていない現状を変えたい”と強く思うようになり、1年次で副リーダーに立候補。活動内容に地域への取材を増やしました。2年次には地域と関わる色々なイベントを企画。プロジェクトメンバーのモチベーションをあげ、地域の方々に私達のラジオを知ってもらうことを目的に、初めての9時間生放送も実施しました。

厳しい社会の声を知る。もっと視野を広げたい

1年次の夏、西日本豪雨災害で自分の住む街が孤立状態になりました。この現状を広く発信するべきだと考え、土砂撤去などのボランティアをしながら被災者の方々に取材活動を行ったのですが、「取材なんか大学生がしとる場合じゃなかろうが」と厳しい声を受け、自分に出来ることは何だろうと悩みました。
もっと視野を広げたいと思い、大学連携事業で開催された韓国釜山スタディツアーに参加。日韓関係が戦後最悪と言われている状況の中、慰安婦像の前でデモなどが行われている様子を自分の目で確かめるなど、日韓関係について何が問題なのかを深く追求する経験となりました。
また、防災への興味から、武田山まちづくりプロジェクトが毎年参加している環境保全型森林ボランティアにも参加。災害を防止する活動として、自らチェンソーを持ち、木を間伐していく経験は、私の人生観を大きく変えました。

伝える側から寄り添う立場へ

大学生活で得た社会を知る1つ1つの貴重な経験から、まず自分がすべきことは発信よりも社会に飛び込み現場の思いを知ることだと考え方が変わり、3年次には活動の場をコミュニティFM放送局運営プロジェクトから武田山まちづくりプロジェクトへ。地域の方々の声を聞き、地域のためになる活動に注力しました。
また、コロナ禍で活動が思うようにできなくなってからは、逆に自分の力を伸ばすチャンスだと捉え、教養を身につけるための読書と英語力の向上を目指しました。いつかまた自分の活動に活かせると信じて取り組んだ、ステイホーム生活でした。

人と関わり「声」を伝えていける記者に

大学に入学したときから、将来の夢はマスコミ業界で働くことでした。就職活動の軸に置いたのは、人と関わり、その「声」をバトンにして繋げていけること。最初はテレビ業界も視野に入れていましたが、途中から新聞社に絞って活動するようになりました。職種を決めて採用試験を受けることができる新聞社なら、記者という仕事を一生続けることができると知ったからです。就職活動では、学生生活の全てが実を結びました。これまでの経験が糧となり、積み上げてきた想いが、地元新聞社への記者採用という内定に繋がったと思います。

広島経済大学に入学して後悔することは全くありません。常に学ぶ姿勢を持ち続けることで、沢山の学びを得ることができました。これからこの4年間で経験したことを活かして記者生活を楽しんでいきたいと思います。

(2022年2月取材当時)

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