講座紹介動画
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講座日程(全6回)
2024年5月20日(月)
2024年5月27日(月)
2024年6月3日(月)
2024年6月10日(月)
2024年6月17日(月)
2024年6月24日(月)
時間:19:00~20:30(90分)
申込締切
2024年5月7日(火)
副題
~相手に伝わるわかりやすい文章を書きたいあなたのために~
受講対象者
- ビジネス文章表現に関心のある人
講座概要
文章を書くのは難しい。文章を書くには、伝えたい内容のほかに、言葉の意味や文章表現力、人の認識やコミュニケーションについての理解、ビジネスの慣習など、多くの知識や技能を必要とするからです。そのため仕事で文章作成が必要になると、ビジネス文書の事例を並べた指南書を見て、目的の文章を作成したりするでしょう。しかしそれでは、一時的に安心するだけで、文章作成に対する自信は湧きません。
この講座では、指南書の利用の仕方はもちろん、文章表現に関する基礎的な話題(言葉と認識の関係、文種、表現技法、構成など)を取り上げます。それらについて学ぶことをとおして、私たちの周囲にあふれる多種多様な文章を上手に読み取り、自分の目的に沿った文章を的確に表現する力を身につけてください。
到達目標
文章表現の基本的な知識と技能を身につけて、ビジネス文章が書けるようにします。
講義計画
第1回 | 説明する 百科事典、新聞記事 -文種、展開と構成、情報選択- |
第2回 | 対象化する 人物辞典、小説 -表現主体と対象、言葉のはたらき- |
第3回 | 伝達する 報告、案内 -状況、分類、観点、共有化- |
第4回 | 指示する マニュアル、依頼 -読み手の反応予測- |
第5回 | 申し入れる 督促、抗議 -表現の機能と目的- |
第6回 | 主張する 議論、レポート -反論、引用、剽窃- |
講義の形式
座学とディスカッション(演習)併用
講義方法
対面講座
講義の進め方
毎時の授業は次のように進める予定です。
1)例としてよくない文書(NG文書)を読み、問題点を話し合う。
2)文章が取り上げている話題などについて、経験を交流する。
3)講師による説明を聞いて、NG文書が生まれる原因・背景を確認する。
4)改善点を確認して、NG文書を書き直す。
※4)については時間外での作業になることがあります。
教材などの 追加負担
教材費の負担はありません。
受講者へのメッセージ
ビジネス文書に関する様々な指南書が出版されています。これらの本で述べられている理論や事例を参考にしながら、文章を書いてみましょう。実際に書いてみることで、内容が良く理解できたり、さらに、自分の書き方の問題点が見えてきたりします。文章を書く上での課題や問題点が見えてきたらしめたものです。その問題点を意識し改善しようとすることで、自分の文章が驚くほど変わってきます。講師自身も決して優れた表現者ではありませんが、みなさんに文章を書くことの面白さを伝えたいと思っています。
講師紹介
木本 一成 (きもと かずしげ) 教養教育部 教授
1958年生まれ。修士(教育学)。広島大学大学院学校教育研究科言語教育専攻修士課程修了。
大学では、主に日本語アカデミックライティング(学術的な文章作成)の科目を担当する。
中等教育における「生活文から論理的文章・創作文への展開」を研究テーマとしている。
講座シラバス
受講者の声
- いままで、触れたことがない考え方に触れられた。考え方や、手段の幅が広がったので満足しています。
- 今の自分の文章表現のレベルを確認することができました。また、今の文章表現のレベルを上げるために必要な行動(どの本を読んだらよいか?文章作成時に何を意識したらよいか)を把握することができました。
- 実例などを踏まえた講義であり、自身のクセがよくわかりました。
- わかりやすい講義であり、質問に丁寧に答えてもらえました。