経済学部の三苫春香助教が、国際学会で研究発表を行いました。

7/10/2024
教育・研究

経済学部の三苫春香助教が、7月1日~5日にチリのサンティアゴで開催された「International Input-Output Association Conference」において、サプライチェーンのサスティナビリティ評価データベースに関する研究発表を行いました。

発表会場において三苫助教(右)と共著者のOECD(経済協力開発機構)山野紀彦氏(左)

発表タイトルは「Estimating an extended informal sector Input-Output Table for India with an employment account based on workforce characteristics(サプライチェーン社会影響評価の精度向上に向けたインフォーマルセクター拡張型産業連関表の推計:インドを対象とするケーススタディ)」。

様々な製品が消費者に届くまでに世界中でどのような経済・社会的影響がもたらされたのかを可視化するためのデーターベースや評価手法の開発が進められている中で、統計情報が不十分な発展途上国ではその正確性がまだ十分ではないことを課題とし、その正確性を改善し、より実態を捉えることができる評価の枠組みを提言しました。今回の発表では、社会的影響として、児童労働や強制労働などの違法労働や低賃金・危険な労働環境といった望ましくない労働条件等(バッドレイバー)に着目した分析を行っています。

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