「第12回国際スポーツサロン」を開催。VfBシュトゥットガルトのルーヴェン・カスパー氏に名誉博士号を贈呈しました。

11/5/2025
社会・地域 国際交流

10月31日(金)、世界のスポーツ界で活躍する著名人をお招きし、スポーツを通して広島の国際化と街づくりを推進するプロジェクト「国際スポーツサロン」を、広島国際会議場において開催しました。

12回目の開催となった今回は、ドイツより、ブンデスリーガ(ドイツ1部)で伝統と歴史のある名門クラブとして知られる「VfBシュトゥットガルト」で取締役兼営業本部長(CMO)を務めるルーヴェン・カスパー氏をお招きしました。

講演会に先立ち、カスパー氏に対し、日本サッカー界の国際化と日独文化発展への貢献、スポーツを通じた平和文化の発展に多大な功績を残されたことを称え、広島経済大学名誉博士の称号を贈呈しました。

石田優子学長と名誉博士記を手にするカスパー氏

講演会では、「ドイツサッカーの発展と今後の役割」の演題で、ドイツサッカーの歴史や現在のクラブ戦略についてお話いただきました。戦後の復興においてサッカーがコミュニティ再構築に果たした役割や、現在のサッカークラブが「人のためのクラブ」を目指したグローバル展開、平和活動を推進していることをご紹介いただきました。

カスパー氏は、「昨年は広島と京都での試合開催や平和記念公園を訪問し、その様子がドイツと日本のメディアで報じられ、世界中に平和の大切さを発信できたことが良かった」と語り、「サッカーを通して人々の懸け橋になりたい。平和な世の中でありますように」とメッセージを送りました。

学内で学生と交流

開催前日の10月30日(木)には、カスパー氏が本学を訪問されました。すべて英語で行うスポーツ経営学科の授業「Major Sports in Japan」に特別講師として登壇いただきました。

授業後は明徳館5階において、学生とのミーティングを実施。学生たちが一人ひとり積極的に質問を投げかけるなど、活発な意見交換が行われました。