- 9/18/2025
- 社会・地域 教育・研究 学生の活動 興動館

9月17日(水)広島市立伴小学校において、スポーツを通じた共生社会実現プロジェクトが「パラスポーツ体験授業」を実施いたしました。
このプロジェクトは、障がいの有無に関わらずスポーツを通して交流を図れるイベントを企画・実践することで、相互理解を深め、お互いを尊重する心を育み、誰もが能力を発揮できる「共生社会」実現への意識を高めることを目的としています。
今回実施したパラスポーツ体験授業は、本プロジェクトの取り組みを知った伴小学校より依頼をいただき、小学3年生全4クラス145名を対象にして、総合学習の時間で行いました。
初めに、車いすバスケットボール、シッティングバレーボール、アンプティサッカーといったパラスポーツの種類をスライドを使って紹介し、クイズを交えながら楽しく理解を深めてもらいました。また、本プロジェクトの学生たちが、プロジェクトに参加したきっかけや、パラスポーツとの出会いによって生まれた気持ちの変化について語りました。
その後のパラスポーツ体験では、実際の競技ルールを小学生に向けにアレンジしたオリジナルルールを用い、「ボッチャ※1」と「ゴールボール※2」を体験しました。
プロジェクトリーダーの早瀬光汰さん(経済学科3年)は「子どもたちに、クイズや実際の体験を通してパラスポーツを楽しみながら学んでもらうことができました。この授業が、相手の立場に立って考えたり、優しさを持って行動したりするきっかけになれば嬉しいです。」と話してくれました。
今後もスポーツを通じた共生社会実現プロジェクトの活動にご期待ください。
※1 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うスポーツ。
※2 1チーム3人の選手が、鈴の入ったボールを転がすように投げ合って、味方ゴールを守りながら、相手ゴールにボールを入れて得点を競うスポーツ。選手全員が視野や視力といった障害の程度の差が出ないようにアイシェード(目隠し)を着用してプレーする。

