NIBES第29回年次総会に参加しました。

7/25/2025
教育・研究 行事 国際交流

第29回NIBES年次総会が2025年7月1日から7月4日、台湾の元智大学で開催されました。
NIBES(Network of International and Business Schools)は、経済・経営系の学部を有する世界20カ国の大学で構成される国際的な学術・教育ネットワークで、広島経済大学は日本で唯一の加盟校です。本学からは、国際教育交流センター長のG.R.ハラダ教授が出席しました。

今回の総会では、4つの目的がありました。
1.”学問の自由等”が一部地域において制限されていることについて、NIBES会則を一部改正し、”学問の自由等”を支持する旨を含む規程を会則に導入すると総会に提案し、全員一致で承認されました。

2.来年の30周年記念大会を目前にして、今後のNIBESとしての将来計画と役割についてグループ・ディスカッションを行いました。テーマは、①社会的影響(Social Impact)のある企画提案、②教育とデジタル・トランスフォーメーション(DX)についての考察でした。本会議で議論した内容を理事会で最終的にまとめ、来年の記念大会で報告します。

3.1期2年間を経たベズナ・ザブカー氏 (リュブリアナ大学・スロベニア)が本務校での職務多忙により退任することになったため、書記長選挙を実施しました。ICHEC高等商科大学(ベルギー)のソフィ・ピータース氏(Sophie Peters)が指名され、選挙の結果、全会一致で承認されました。また、本学のハラダ教授も引き続き理事として指名されました。

その他の協議事項として、加盟校の除名の承認協議でした。この度は、IQS(スペイン)がその対象になり、協議の結果、除名はやむを得ないと判断されました(総会を2回連続理由なく欠席した場合、除名対象)。これによってNIBESは、21カ国・地域21大学から20カ国・地域と20大学になりました。次に、新加盟校の提案があり中東地域のドバイ大学ビジネススクール(ドバイ)が提案され、その可能性を協議しましたが、今後の理事会で継続協議することになりました。

来年はNIBES30周年記念大会となり、サザンデンマーク大学(デンマーク)で開催される予定です。

関連情報