- 3/28/2025
- 明徳館 国際交流
3月11日~14日までの4日間、協定校である台湾の東呉大学から学生と教職員を迎え、「2025 Global Economics Study Program」を実施しました。本学と東呉大学は2015年に協定を結び、語学留学等での交流を続けています。今回の訪問もその一環として行われ、東呉大学の学生36名と教員1名、職員1名が参加。講義や企業訪問、文化体験を通じて学びながら、本学の学生とも交流を深めました。
プログラムの初日は、広島の地場産業や文化を学ぶことからスタートしました。まず広島のお好み焼きの魅力を発信する「おこのミュージアム」を訪問し、お好み焼きの歴史を学んだり、学生たち自身で調理を体験したりしました。学生たちはヘラの使い方に苦戦しながらも、楽しそうにお好み焼きを焼いていました。
午後からは、日本の伝統工芸"筆づくり"を学べる「白鳳堂」と「筆の里工房」を訪問しました。世界的に評価の高い広島の化粧筆がどのように作られるのかを学び、職人の技術に触れました。学生たちは、一本一本手作業で作られる筆の繊細さに驚きながら、日本のものづくり文化への理解を深めました。
夜はレセプションパーティーが行われました。一橋副学長より、2011年の東日本大震災では台湾から被災地へ多額の義援金が送られたことへの感謝が述べられました。
2日目は、本学の明徳館プレゼンテーションコートにて、広田堅志教授による「グローバル・バリューチェーン再編と台湾の対応」の講義を受講しました。東呉大学の学生たちは積極的に質問するなど、活発なディスカッションを行っていました。
午後には、本学の学生3名が合流し、キャンパスツアーを行いました。台湾と日本の学生たちは、お互いに趣味の話題でも盛り上がり、同年代の学生同士の交流を楽しんでいました。
最終日の午前中は、宮島にある本学セミナーハウス「成風館」で、ジョージ R. ハラダ教授による「Japanese Business & Innovation」の講義を受講しました。台湾と日本の経済の違いや強みについて考える機会となりました。
午後には本学の学生3名と一緒に宮島を散策しました。宮島の美しい自然を巡りながら、リラックスした雰囲気の中で会話が弾み、言語や国籍の壁を越えた交流が生まれていました。
本学は、世界6校の姉妹校と17校の協定校を持ち、経済・経営系の学部を有する世界21か国の大学で構成される学術・教育ネットワーク「NIBES」に日本で唯一加盟しています。こうした国際ネットワークを活かし、学生がグローバルな視点を持って学べる機会を提供しています。
今回の「2025 Global Economics Study Program」では、学びだけでなく、文化体験や学生同士の交流を通じて、国境を越えた友情が育まれました。今後も、本学は国際交流を推進し、世界とつながる学びの場を広げていきます。