街のにぎわい創出を!得津ゼミが「ひろしま国際平和文化祭」と「エディオンピースウイング広島」の経済効果を推計し、気づきや改善案を報告しました。

1/21/2025
社会・地域 教育・研究 学生の活動

1月16日(木)、統計学を研究する得津康義ゼミ(経済学部経済学科)の学生が、広島市内でのイベントに係わる経済効果を検証し、関係者を招いて報告する特別講義を実施しました。
題材に取り上げたのは、広島市が2年に1度開催している国際イベント「第2回ひろしま国際平和文化祭」と、開業から1年になるサンフレッチェ広島のまちなかスタジアム「エディオンピースウイング広島」です。

広島市職員やサンフレッチェ広島の方々の前で報告する学生たち

学生が経済効果の推計に取り組むことになったのは、広島市(広島市市民局文化スポーツ部文化振興課)と株式会社サンフレッチェ広島から、それぞれ経済効果算出の依頼を受け、得津教授を中心に経済学科の教員で算出したことがきっかけ。教員の監修のもと、算出されたデータを基に学生がさらに推計し、アンケートなどの情報も含めて考察したうえで、気づきや改善案を報告しました。

講評を述べるサンフレッチェ広島の浜田氏

報告を受けた株式会社サンフレッチェ広島事業プロモーション部の浜田晃氏は、「想定以上の経済効果が出ていることが分かり、大変参考になった。こうした経済効果などの数字を活用して、新スタジアムやサンフレッチェ広島が広島に必要な存在なんだと多くの人に知ってもらいたい。今後はひろしま国際平和文化祭とも連携して、さらに経済効果を上げ広島の活性化に貢献できるよう取り組んでいきたい」と感想を述べました。

街のにぎわい創出の事例や課題について講演するRCC小林氏

特別講義の最後には、企画運営や取材で双方に携わってきた株式会社中国放送(RCC)報道制作局報道制作センターの小林康秀ニュース担当部長から、エディオンピースウイング広島が完成するまでの歴史や広島中心市街地のにぎわい創出について講演いただきました。
「街づくりは施設を用意するだけでは足りません。施設を活用してイベントを仕掛けていくプレイヤーの存在が重要で、イベントにより人の動きや躍動感が生まれ、広島の街がもっと魅力的になる。そこには若い人材が求められています。ぜひ学生の皆さんもプレイヤーの一人になって、にぎわい創出に貢献してください」とエールを送られました。

得津教授は「経済効果は街の躍動感を測る目安。一つのイベントの効果に留めず、一つから全体にどのように波及させていくかを考えていく指標になれば」と本報告会の意義を語りました。


なお、この様子は次のメディアで放送されました。

RCCテレビ(中国放送)

放 送 日: 2025年1月16日(木)夕方のニュース
番 組 名: イマナマ!
記事URL: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/1671985?display=1

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