- 11/7/2024
- 社会・地域 教育・研究 学生の活動
広島テレビ放送株式会社との産学連携事業として、本学学生を対象とした映像コンテスト「学生映像アワード2024」を開催することが決まりました。
この企画は、未来のクリエイターを育成支援することで映像による地域の魅力発信と活性化に貢献したいと、広島テレビとメディアビジネス学科の教員らを中心に始動した実証企画です。

「笑顔 -smile-」をテーマに、スマートフォンを使って1カットで撮影した1分以内の映像作品を募集します。あえて編集を禁止することで、どんな映像にするかを考える「コンセプトワーク」に重きを置き、クリエイターに必要な創造力や伝達能力を審査。事前に広島テレビによるワークショップを参加学生に対して実施するなど、学生を育てるコンテストとなっています。

10月31日(木)と11月4日(月・祝)に実施したワークショップでは、創造力を鍛える考え方として、アーティストが作品を考える際の思考プロセス「アート思考」が紹介され、学生らは自分たちの考える笑顔の理由を掘り下げることで、差別化の図り方などをグループワークで体験しました。
参加した学生からは「アート思考の考え方は知らなかったので勉強になりました。今後にも活かせそうです」「自分が何を大事にしているのか整理がついた気がします」「撮りたいイメージが見えてきました」と手ごたえが感じられました。
メディアビジネス学部の北野尚人学部長は、「このコンテストを通して、クリエイターに必要とされる創造力を実践で身につけてほしい。この経験と学びで得られる『自己を掘り下げるスキル』はエントリーシートの作成時にも有益ですし、コンテストに取り組んだ実績はガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として就職面接の良い材料にもなります。何よりプロの現場から得られる最新情報は、かけがえのない学びです」と、産学連携による実証事業の意義を語りました。
本コンテストは、12月15日(日)までを募集期間とし、2025年1月中旬の審査を経て、2025年2月に入賞者発表を発表、受賞作品は広島テレビが運営するYouTubeチャンネルなどで配信される予定です。