国際労働機関(ILO)の駐日代表から「ビジネスと人権」について学ぶ!経済学科・経営学科の合同ゼミで特別講義を行いました。

12/5/2023
教育・研究 学生の活動

11月22日(水)、経済学科・経営学科の合同ゼミで、国際労働機関(ILO)駐日代表の高﨑真一氏をお招きし、「ビジネスと人権」をテーマに特別講義を行いました。

人権方針の策定、評価、是正、情報開示といった人権デューデリジェンスが企業のサステナビリティを決める時代になり、日本のビジネスモデルは大きな転換を迫られていることを、具体例を交えてご講演いただきました。「かつての企業は利益追求型であったが、今は利益の向上に合わせて、人権や環境を同時に解決することが必要である」と説明。さらに、「SDGsは環境問題のように取られることが多いですが、メインストリームは人権問題です」との解説に、多くの学生は驚きを見せていました。

学生にとって、ILOの日本のトップから直接、最新の情報を交えた話を聴き、これまでの学びを深めると同時に、これから迎える就職活動や卒業後のビジネスにも活かせる貴重な機会となりました。

寺本将成さん(経済学部経済学科3年)は、「ビジネスと人権が企業のリスクだけでなく、業績拡大に直結することを学びました。就職活動での企業選択に活かしたいです」と振り返りました。

今回、本学での高﨑代表の特別講義実現のために多大なご支援、ご協力をいただいた広島労働局局長の釜石英雄氏も同席してくださいました。学生のために、このような機会をいただいたことを感謝する次第です。

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