スポーツ経営学科の学生が「スポーツビジネス視察Ⅲ(欧州)」の活動報告を行いました。

12/16/2022
教育・研究

経営学部スポーツ経営学科科目「スポーツビジネス視察Ⅲ(欧州)」で、9月に渡航した海外視察研修の報告会を行いました。
これは欧州3か国を訪問し、スポーツビジネスやスポーツマネジメントの現場でスタジアム運営やチーム経営などプロスポーツの仕組みを学ぶ研修で、今回13名の学生が参加しました。

【主な研修(訪問)先】
ド イ ツ:FCバイエルン・キャンパス、アリアンツ・アレーナ
イタリア:フォロ・イタリコ、イタリアオリンピック協会
イギリス:電通スポーツヨーロッパ、ウィンブルドンミュージアム

研修に参加した、河村航輝さん(スポーツ経営学科1年)の研修記をご覧ください。

ドイツ

最初に訪れたドイツでは、FCバイエルン・キャンパスやアリアンツ・アレーナ、オリンピックパークなどを訪問しました。特に印象に残っているのは、FCバイエルン・ミュンヘンの育成拠点であるFCバイエルン・キャンパスです。ホームスタジアムであるアリアンツ・アレーナのJurgen・Muth社長の講義を聴講する機会をいただきました。FCバイエルン・ミュンヘンは、MIA SAN MIA『俺たちは俺たちだ』をスローガンに、チームとファンが一体となって戦うから世界一のチームになれたと話されたのが印象的でした。

バイエルン・キャンパスでの講義
実際にブンデスリーガを観戦

ドイツのプロサッカーリーグ(ブンデスリーガ)観戦では、遠藤航選手と伊藤洋輝選手が所属しているVfBシュトゥットガルトの試合を観ました。日本とはスタジアムの規模や盛り上がりの雰囲気が全然違い、鳥肌が立ちました。
夜は本場のソーセージを食べ、とても美味しかったです。先輩たちはドイツビールを楽しんでいました。

イタリア

続いて訪れたイタリアでは、フォロ・イタリコやイタリアオリンピック協会、バチカン美術館などを訪問しました。特に印象に残っているのは、ローマ大学フォロ・イタリコです。イタリアのGDPのうちの48%がスポーツ経済であり、人口の3500万人がスポーツに関心があると教えていただきました。収入の多くを放映権が占めていますが、新型コロナウイルスの影響で無観客となり、収益が21%減少、関係者や労働者が4万1000人減少したそうです。

フォロ・イタリコでの講義
バチカン美術館にも行きました

コロッセオやサンピエトロ大聖堂など、多くの観光地も巡り、イタリアの歴史を肌で感じることができました。ピザ、パスタ、生ハムなどを食べましたが、イタリア料理は世界中で愛されていると感じました。

イギリス

最後に訪れたイギリスでは、電通スポーツヨーロッパを訪問し、電通が考えるスポーツの在り方について学びました。1990年はスポンサーの売上を上げること、2000年はどうやって自社のファンになってもらえるか考えること、2010年は社会や世の中への貢献と戦略を変化させていった歴史について教えていただきました。2020年はスポーツ×〇〇。ゲームや音楽、服など、スポーツに興味がない人に、エンターテイメントとして感じてもらうことで、お客様を惹きつける戦略を展開中だそうです。

電通スポーツヨーロッパでの講義
ウィンブルドンのテニスコートコート

ウィンブルドン・ミュージアムでは、実際にテニスコートを見ることができました。総数は41面もあり、そのうち試合で使用されるのはたった19面ということにも驚きました。イングランドのプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)も観戦。イギリスで有名なケバブを食べました。

渡航を通して、ぎこちない英語でも気持ちとジェスチャーで伝えたいことが伝わり、現地の方と自信を持って積極的にコミュニケーションを取ることができました。また、バスや電車、地下鉄などを調べながら様々な場所に行くことで行動力が身につきました。私は、昔からスポーツに関わる職に就きたいと考えており、渡航でより一層強く感じるようになりました。世界で幅広く活躍できるようになるため、必要な英語力を身につけ、これからも世界におけるスポーツの現状を学んでいきたいと思います。

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