「第9回国際スポーツサロン」を開催。講演者ポンパヌ・サウェイタルン氏に名誉博士号を贈呈しました。

12/12/2022
社会・地域

11月24日(木)、世界のスポーツ界で活躍する著名人をお招きし、スポーツを通して広島の国際化と街づくりを推進するプロジェクト「国際スポーツサロン」を、広島国際会議場において開催しました。

コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった今回は、タイ王国より、元スポーツ観光省長官で現スポーツ庁名誉顧問のポンパヌ・サウェイタルン氏をお招きしました。

講演会に先立ち、講演者のサウェイタルン氏に対し、スポーツの振興を通して国際社会の健全な発展に多大な貢献をされた功績を称え、広島経済大学名誉博士の称号を贈呈しました。

石田優子学長と名誉博士記を手にするサウェイタルン氏

講演会では、「羽ばたくタイスポーツ ~そのポテンシャルと未来」の演題で、国を挙げて取り組むタイスポーツの可能性や将来についてご講演いただきました。

ポンパヌ・サウェイタルン氏

サウェイタルン氏は講演の中で、今日、国際スポーツにおいて活躍するタイのスポーツ行政の礎を築いた経緯と、さらにスポーツと観光を結び付けた「スポーツーリズム」を実践した背景について語られました。

続いて、電通タイランド株式会社において長年経営幹部として活躍し、その後、イベント・広告業務を中心とする株式会社スピンワークを設立されたサリットクン・ジャムソムブーン代表取締役社長にご講演いただきました。

サリットクン・ジャムソムブーン氏

ジャムソムブーン氏は、自身の実務経験としてサッカーのタイリーグの運営を始め、様々なスポーツイベントを立ち上げた経験について語られました。さらに、タイスポーツの今後の発展を担う青少年育成の仕組みづくりについても語っていただきました。

講演の最後に、今回の国際スポーツサロンの特別ゲストとして、タイスポーツの発展に情熱を注いでおられるタイの著名実業家ウィチャイ・トンタン氏がお二人から紹介されました。

ウィチャイ・トンタン氏

会場にはスポーツ関係者や金融、メディア関係者、学生や卒業生など、約120人の来場があり、盛会のうちに終了しました。