- 5/26/2022
- 社会・地域 教育・研究
5月16日(月)、経済学部経済学科の竹林ゼミナールで、沖縄本土復帰50年にちなんだ特別講義を開催。合同ゼミ形式で実施し、貴重な話を聞きたいと約60人が集まりました。
2007年から2019年までの間に、岡本貞雄名誉教授と学生が中心となり実施してきた、沖縄戦跡巡礼「オキナワを歩く」を映像で紹介した後、同行経験のある竹林栄治准教授が歴史継承の活動について振り返りました。
続いて、大学時代まで沖縄で過ごした新垣繁秀経済学部長がゲストスピーカーとして登壇。当時の写真などを使いながら、小学3年生のときに体験した本土復帰の様子を専門の経済学と関連づけて語りました。復帰直後の沖縄が急激な物価高に見舞われたこと、復帰前までは本土に行く際に身分証明書などが必要で、それが「日本国への帰国」と表現されたことなど、複雑な思いを説明しました。
講義を受けた学生は、「実際に経験された内容を聞くことができ、知ること、伝えることの大切さを感じました。次の世代にも伝えていきたいと思います」と歴史継承の大切さを実感したようです。