「SD研修会(グローバル化)」を実施しました。

8/27/2021
教育・研究 行事 国際交流

「SD研修会(グローバル化)」を実施しました。

2021年8月27日(金)、「SD研修会(グローバル化)」を実施しました。この研修会は、大学職員のグローバル・マインドの醸成を目的として、毎年実施しています。今年度は、新型コロナウイルス感染予防対策としてオンラインでの開催となりました。

参加した職員は、まずそれぞれ自己紹介と、自分が世の中に訴えたい事について関連した写真を提示しながら、意見の共有を行いました。その後、講師のハラダ国際教育交流センター長から、「グローバリゼーションとリスクについて考える」をテーマに講義が行われました。

グローバリゼーション(世界規模でのやり取り)によって、小さな変化や問題が、全く関係のないところで大きな影響を及ぼす可能性が出てくるようになりました。そうした動きの中で、さまざまなリスク(世界的金融リスク、パンデミック・健康リスク等)を完全に回避することは不可能であり、リスクを効果的にマネージ(管理)し、ダメージを減らすことが重要であるとの説明がなされました。そして、リスクに備えるため、ハワード・ガードナー博士による次の5つのマインド(能力)が紹介されました。

1.概念・分野を極め、異なる視点を受け入れる
2.異なるものをうまく理解し統合できる
3.新しいことを創造し提案する
4.他人や他人の考え方等を尊重する
5.倫理的な立場から考える

今後、世界単位で物事を考えていくことが重要になります。そうした動きの中で、大学職員も各自専門分野を極め、さまざまな情報を融合させ、新しいアイディアを提案するスキルが必要です。また、他人を理解し、少数者の利益を考慮する姿勢も求められます。普段の業務の中でもこの5つのマインドを意識し、大学職員としてより成長していくことを考える、良いきっかけとなりました。