- 6/12/2019
- 教育・研究
今年度から開講されているメディアビジネス学科の学科科目「現代マスメディア事情」の授業で、6月12日に、テレビ新広島(TSS)メディア本部報道制作局報道部ディレクターの鈴木崇義さんが登壇されました。
鈴木さんは本学メディアビジネス学科の卒業生で、現在の仕事内容やその業務を通して、メディア企業で働く目的や抱いている使命、「伝える」ことに対する想いなど、現場でのリアルな体験を熱く語っていただきました。
現場には誰よりも早く足を運ぶこと、確かに事実であるという「裏」を取ること、放送を目にした人に間違いなく事実を届けられるよう気をつけて編集すること。
鈴木さんが取材や報道で大切にしていることは、これまで足で稼ぎ培ってきた経験から得た「人と人とのつながり」が取材にも放送にも必要だという実直で誠実な想いでした。
現場の人に寄り添い行動を共にすることで、より真実に近い事実をリアルに伝えることができる、という言葉に、心が動かされた学生も多いのではないでしょうか。
メディアビジネス学科の学生たちは、もともと関心が高いテレビ局という世界で実際に働く先輩の想いを聞き、業界の厳しさのなかに更なる魅力も感じたのではないかと思います。
学生から寄せられた質疑応答の中には、「在学中に得たことは?」「広島経済大学(メディアビジネス学科)でどうだったか?」という卒業生ならではの質問もありました。
それに対し、鈴木さんは「広島経済大学や学科の様々な学びや経験のすべてが社会でそのまま通用するということはないですが、先生の言葉や学んだカメラの技術、取材経験から得た人とのコミュニケーションのとり方など、助けられることも多くあります。広島経済大学は多くのことにチャレンジさせてくれる、挑戦できる大学です!」と力強く応えておられました。社会に出てさらに成長した姿を見ることができて、嬉しく思います。
本授業は、毎回マスメディア企業から最前線で働くプロフェッショナル(アナウンサー、ディレクター、新聞記者、テレビ報道記者、編集者、等)をゲストスピーカーとしてお迎えし、マスメディアで働く人の現状、喜び、苦労などを語っていただくことで、マスメディアの現場を知り、SNSが普及する現代社会の中でマスメディアの役割や位置づけに関しても考え、より深くマスメディアに接する力を身につけるとともに、将来のキャリア形成のヒントやきっかけにしてもらうことを目的に開講しています。