公開講座「第一次世界大戦期における似島ドイツ兵俘虜と広島」を実施しました。

12月5日（火）、12月12日（火）、広島経済大学　興動館において「第一次世界大戦期における似島ドイツ兵俘虜と広島」と題して公開講座を実施し、多くの方に受講いただきました。
本講座は、教育ネットワーク中国と大学が連携して、大学が持つ優れた研究・教育機能を市民生活に活かすことを目的に、社会人の皆様を対象に開講しています。
今回は、経済学部経済学科　竹林 栄治教授が講師を務め、様々な史料を基に解説を行いました。

第1回は、「ドイツ兵俘虜の日常と広島との関係」と題して、似島俘虜収容所でのドイツ人俘虜の日常生活や、他の収容所との違いなどの解説を行いました。
第2回は、「ドイツ兵俘虜と広島市民とのサッカー交流」と題して、交流試合や当時のルールなどの解説を行いました。講座の後半には質疑応答の時間が設けられ、前週の内容も含めて多くの質問や意見が飛び交いました。

受講者からは、「話が非常に理解しやすかった。それに研究内容が深く、感心しながら聞きました」、「最新史料とともに、似島研究のこれからにつながるお話を聞くことができ、大変貴重な時間を過ごすことができました」、「現在へつながる様々な歴史的背景がどのように研究され、明らかにされているのかが、丁寧な説明でとても判り易く、興味深かったです」、「質疑応答が充実していてとてもよかったです」、「広島とドイツ人俘虜との交流や歴史を楽しく学べた」といった感想が聞かれました。