講座日程(全6回)
①2025年5月21日(水)
②2025年5月28日(水)
③2025年6月4日(水)
④2025年6月11日(水)
⑤2025年6月18日(水)
⑥2025年6月25日(水)
時間 19:00~20:30(90分)
申込締切
2024年5月7日(水)
副題
戦後日本の経済政策から今日のマクロ経済政策を考える
受講対象者
- 日常的な仕事の背景として、経済社会の動きを捉えておきたいという方
- テレビやネットの経済ニュースの真意や背景を知りたい方
- 経済学的考え方を身に付けたい方
講座概要
日本経済の現状について理解するには、戦後の世界経済体制のもとで日本経済がどのような経験をし、それに対してどのような政策を実施してきたか見ていく必要があります。そして、現代のマクロ経済政策の議論を踏まえ、今日、日本政府が採るべき経済政策について考察します。
到達目標
歴史的側面から経済を見ることで、事象を立体的に捉えられるようになり、経済学的思考を身に付けることを目指します。
講義計画
第1回 | 戦後復興と経済政策-生き残った物流を利用した日本の経済復興- |
第2回 | 高度経済成長期の経済政策-所得倍増計画と物流網の進展- |
第3回 | 変動相場制度時代の始まりと二つの石油危機-国内物流費用の高騰- |
第4回 | 円高バブル経済とバブル崩壊-対外直接投資の増加- |
第5回 | グローバリズムと多国籍企業化-産業の空洞化- |
第6回 | グローバリズムの終焉とトランプ2.0 |
講義の形式
座学
講義方法
対面講座
講義の進め方
受講者の方々の質問やご意見がこの講義をつくり、理解を深めます。上記の授業計画の順番や内容は、受講者の方々の興味や関心、そして世界経済の状況の変化によって、若干変わる場合がありますので了承ください。
教材などの 追加負担
教材費の負担はありません。
受講者へのメッセージ
一般につかみどころのないと思われている「経済学」の考え方が、ビジネスでも重要な武器になると考えています。講座の内容は、最終的にはアドバンス・レベルに至りますが、事象の因果関係や世界経済との関係を大枠で捉えてもらうためですので、身構えずに参加してください。
講師紹介

野北 晴子(のきた はるこ) 経済学科 教授
佐賀県生まれ。1986年佐賀大学経済学部卒業、89年広島経済大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了、93年同大学院経済学研究科博士課程後期満期退学、90年広島経済大学助手、94年講師、01年助教授を経て、07年より現職。最近の研究テーマは、長年のASEAN諸国における日系企業の現地調査、ならびに本学の授業科目「広島地域ものづくり事情」の外部講師の講義から見えてきた「日本的ものづくり」から、日本経済再生のヒントを探ることにあります。