行動経済学を学ぶ学生らが災害時に避難行動を促すアイデアを発表!防災をテーマにRCC中国放送の小林康秀アナウンサーによる特別講演も行いました。

1/24/2024
社会・地域 教育・研究 学生の活動

1月17日(水)、行動経済学を学ぶ学生らが「災害時に避難行動を促すアイデア」を提案する発表会を行いました。併せて、当日は多くの災害現場の報道に携わってきた株式会社中国放送の小林康秀アナウンサーによる特別講演会を開催しました。

興動館科目「人の行動を経済学で読み解く」の授業の一環。
学生は「避難しない人」の理由を行動経済学の知見で考察し、5チームに分かれて避難行動を促すためのアイデアを発表。「普段から避難を意識づける掲示で喚起する」「避難場所を快適な場所にし『避難しなきゃ』を『避難したい』に変える」「降水量に応じた被災映像をSNSで対象地域に流して避難を促す」などのプランを提案しました。発表会には、広島市安佐南区社会福祉協議会の方もゲスト参加。地域防災の目線から感想やアドバイスをいただきました。

自らの経験や体験談を交えて説明する小林康秀アナウンサー

発表会後は、防災士の資格をもつ小林康秀アナウンサーが「災害報道とは」と題して講演。実際の災害現場を取材した経験をもとに、災害から身を守るための「自助・共助・公助」が重要だと説明し、能登半島地震での最新の事例を交えながら、災害報道で多くの方に避難を促す工夫や苦労、日々の積み重ねの必要性を語られました。

岡田竜弥さん(経済学科2年)は、「災害が起きた時に多くの方に避難を促すことが重要だと感じました。自分は大丈夫だと思わず、我が事だと思って常に行動していきたいです」と振り返りました。

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