「災害時、住民へ避難を促すアイデア」を発表!RCC中国放送の小林アナウンサーによる特別講演会も行いました。

1/19/2023
社会・地域 教育・研究 学生の活動 明徳館

1月11日(水)、「人の行動を経済学で読み解く」の授業において、学生が「災害時、住民へ避難を促すアイデア」の発表会を行いました。併せて、当日は防災士の資格をもつ株式会社中国放送の小林康秀氏をお招きし、特別講演会も開催しました。

西日本豪雨災害における地域住民の避難率の低さは、過去の広島土砂災害の経験を活かすことができず、大きな課題となりました。学生はその理由を行動経済学の知見で考察。5チームに分かれ、「危険を感じた方の体験談をSNSの広告で見てもらう」「周りの方と同じ行動を取ることで安心しがちな心理に訴えかける」などのプランを提案しました。

また、講師の小林康秀氏からは「災害報道と防災」と題し、実際の災害現場を取材した経験をもとに、災害から身を守るための「自助・共助・公助」が重要だと説明されました。さらに、「地域の皆さんや家族の呼びかけで避難のきっかけになることも多く、日頃から顔の見える関係を作ることが大事です」と語られました。

自らの経験や体験談を交えて説明する小林康秀氏

受講した安田七海さん(経済学部経済学科3年)は、「顔の見える関係性など、コミュニティの形成が必要だと感じました。人と人の繋がりを大事にしていきたいです」と話してくれました。

なお、この様子は中国新聞に掲載されました。

※中国新聞2023年1月17日付25面掲載
(中国新聞社の許諾を得ています)

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