メディアビジネス学部の学生が、「黒い雨」ドキュメンタリーを制作。東京ビデオフェスティバル2022にエントリーしました。

11/30/2021
教育・研究 学生の活動

本学メディアビジネス学部の学生が、黒い雨をテーマにしたドキュメンタリー「黒い雨から76年 短命村と呼ばれた里から」を制作し、「東京ビデオフェスティバル2022※」にエントリーしました。(11月30日締切)
同学部では2017年から本コンテストに挑戦しており、これまで4年連続で入賞しています。

今回、黒い雨をテーマにドキュメンタリーを制作したのは、メディアビジネス学部メディアビジネス学科3年生の西野真李花さん、奥原芽衣子さん、梶岡尚大さんの3名。

本ドキュメンタリーでは、原爆投下後に「黒い雨」を浴びたにもかかわらず、被爆者として認められず国の支援から外れた広島市佐伯区湯来町の住民に密着しました。被爆認定を受けるまでの76年間を、何度も現地に足を運び、住民の想いに寄り添い、撮影時間にして120時間以上かけて取材。最終的に20分の作品にまとめました。
広島に生まれ育ちながら、ドキュメンタリー制作に取り組むまでは黒い雨について「よく知らなかった」という学生が、内部被曝による健康被害を抱えながら裁判を戦う住民の長年の苦難に耳を傾け、映像を紡いだ意欲作になっています。

現在、東京ビデオフェスティバル2022の公式サイト(Youtubeへリンク)から全編視聴可能ですので、ぜひご覧ください。

※東京ビデオフェスティバルとは

小林はくどう氏などの映像作家らが集い結成した「市民による市民のための自主映像組織」で特定非営利活動法人(NPO)である「市民が作るTVF」が主催する映像祭で、映像作家の大林宣彦氏らも審査委員を務めています。
国内外から多くの作品が寄せられ、映像文化イベントとして高い評価を得ている一方で、上智大、中央大、明治大、東京工芸大など各地大学からの応募も多く、大学生の映像作品を競う場にもなっています。

本映像祭の詳細は、東京ビデオフェスティバルのオフィシャルサイトをご覧ください。
http://tvf2010.org/

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