メディアビジネス学科の学科科目「現代マスメディア事情」で、広島FMのラジオDJとして活躍中の本学卒業生に登壇していただきました。

12/17/2020
教育・研究

12月9日、メディアビジネス学科の学科科目「現代マスメディア事情」の授業において、広島FM「大窪シゲキの9ジラジ」「ライブトライブ」などでアシスタントDJを担当しているフリーランスのラジオDJ、安広修平さんが登壇されました。
安広さんは本学メディアビジネス学科の卒業生で、社会人2年目。「学生に歳が近い先輩だからこそ伝えられること」をテーマに、中学生から抱き続けてきた「ラジオDJになる」という夢をかなえた経緯や、プロの現場と社会人を経験して感じたこと、ラジオDJの仕事の内容や大切にしている想いなどを熱く語っていただきました。

音楽が大好きで将来FM局で音楽の番組を持ちたい!根拠や具体的な道筋がなくても、とにかく「ラジオDJになりたい」と言い続けてきたという安広さん。夢を口にすることで応援してくれる人が増え、なりたいと口にし続けたからこそできたつながりが思わぬ縁やチャンスを呼び、情熱を注ぎ続けたからこそそれを掴むことができた。そんな安広さんが一番伝えたかったという「夢はどんどん口に出そう」。この言葉と彼の情熱に心が動かされた学生も多いのではないでしょうか。

ラジオの取材で軽快なトークを引き出すために如何に短時間で信頼関係を築くかを心がけている、いつ誰とどんな形でコネクトする材料になるかわからないので例え仕事に直結しないことでも「好きなモノには貪欲に」力を注いでいる、とにかく自分がワクワクする方へ進んでほしい、などなど。
実際にプロの現場で働く身近な先輩の仕事に対する想いやアドバイスは、コミュニティFM放送局運営プロジェクトでラジオ番組の制作に携わっている人も多いメディアビジネス学科の学生たちにとって、大いに参考になったのではないかと思います。

また、社会人を経験して感じたこととして、歳が近い先輩だからこそ伝えたいと強調したのが「大学の授業をきちんと聞く」ということ。
「無駄なことは一つもないし、知識は人を強くします。実際に社会に出て様々な場面で役に立っています。メディアビジネス学科には、メディア業界で活躍されていた凄い方々が先生として経験や英知を教えてくれる。これを聞かないのは勿体ない。この業界で仕事をすればするほど、その凄さと有難みを改めて実感しています。」と、卒業生ならではのアドバイスには、お世話になった教員への感謝の思いも込められていました。

本授業では、毎回マスメディア企業から最前線で働くプロフェッショナル(アナウンサー、ディレクター、新聞記者、テレビ報道記者、編集者、等)をゲストスピーカーとしてお迎えしています。マスメディアで働く人の現状、喜び、苦労などを語っていただくことで、マスメディアの現場を知り、将来のキャリア形成のヒントやきっかけにしてもらうことを目的に開講。また、SNSが普及する現代社会の中でマスメディアの役割や位置づけに関しても考え、より深くマスメディアに接する力を身につけることも目的としています。

「現代マスメディア事情」のシラバス

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