シティカレッジ2014

平成26年度 シティカレッジ

「地域が元気!」

広島は気候が温暖で人情も厚く暮らしやすい場所として定評があります。
私たちはそのような自然環境を認識し、暮らしに活用しているでしょうか。
今回、本学は「地域が元気」というテーマで、その研究者二人の知識・情報を提供します。まず、発想の転換から地域の底力が発揮される仕組みの実態をご紹介します。また、自分たちの土地が生み出すものと人間との相互関係を考え、「道の駅」にも見られる「地産地消」の暮らしを考えます。そして広島県が瀬戸内を巻き込んだ構想「島の和」を知ることで、身近な地域を広くつなげてゆくことを今回の講座の目標とします。

<共催>教育ネットワーク中国、広島市、財団法人広島市未来都市創造財団

講座概要

日程 講師 テーマ・講義内容
第1回
10月28日(火)
教授
藤谷 則夫
【テーマ】
 今起きていること、これから起きること
【講義内容】
 地域社会及び地域経済を考える上で、今の世の中の大きなトレンドを知り、これから起きることを踏まえて対策を考えておく必要があります。そこで、5つのメガトレンドについて解説します。目からウロコのお話を用意しています。
第2回
11月4日(火)
教授
藤谷 則夫
【テーマ】
 まちの中核を何にするか
【講義内容】
 まちづくりにおいて、ここに何を建てるか、そこをどうするかという「部分最適」の話が横行しています。まちの代名詞を何にするかといった「全体最適」の考え方が必要です。海外を含めたいろいろな事例を紹介します。
第3回
11月11日(火)
教授
藤谷 則夫
【テーマ】
 コミュニティビジネス
【講義内容】
 地域が元気になるためには、そこに住んでみたい、行ってみたいという魅力づくりが大切ですが、それを支える経済基盤の安定とお金が循環する仕組みが必要です。各地の先進事例を紹介しながら、地域に根ざしたビジネスのあり方を探ります。
第4回
11月18日(火)
准教授
山本 公平
【テーマ】
 道の駅や農産物直売所での地産地消によって地域農業を元気に
【講義内容】
 昨年の松江自動車道の開通によって、「道の駅たかの」での地元農産物や特産品の販売の盛況ぶりが報道されています。本講義では、県内の農業者が新鮮で美味しい農産物を消費者に直接届けるために行っている様々な活動を紹介し、地域農業の展望を考えていきます。
第5回
11月25日(火)
准教授
山本 公平
【テーマ】
 アートやスポーツによって離島を元気に
【講義内容】
 県内には30を越える有人島がありますが、その多くでは人口減少と高齢化によって地域コミュニティの存続が危ぶまれています。本講義では、県内の離島でアートの島づくりやスポーツイベントの開催によって地域を元気にする活動を紹介し。離島の地域コミュニティの存続について考えていきます。

コーディネーター

教授 上田 みどり

時間

18:00~19:30(開場17:30)

会場

〒730-0036 広島市中区袋町6-36
広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟6階マルチメディアスタジオ

受講料

無料

定員

60名

対象者

社会人