メディアビジネス学科土屋ゼミが、地域を語り継ぐデジタルストーリーテリング・ワークショップを開催しました。

5/26/2017
教育・研究 学生の活動

5月20日(土)~21日(日)に、メディアビジネス学科の土屋ゼミの学生たちが、名古屋大学大学院の小川ゼミと合同で、原爆小頭症の方の半生を短編動画にまとめて伝えるワークショップ「吉本さんの人生メッセージ~原爆小頭症を患って~」を実施しました。

土屋ゼミでは3年次の演習のテーマとして、地域の災害の記憶や文化の継承のためのデジタルストーリーテリングという「自己語り」の動画制作に取り組んでいます。
今回実施された2日間の合同ゼミによるワークショップでは、母親の胎内で被爆した原爆小頭症患者の体験や原爆の被害を伝えようと、原爆小頭症支援者たちでつくる「きのこ会」の協力のもと、吉本トミエさんをお招きして体験談を語っていただき、彼女の思いを紹介する2分間の動画作品を制作しました。

母親の胎内で被爆し、約半年後に生まれた安佐南区在住の吉本トミエさん(71)は、「手足が痛くなることが増えた。今も苦しんでいる人がいることを分かってほしい」と訴えました。学生たちは真剣な表情でメモを取りながら、「今の願いは」「若い世代に伝えたいことは」などと質問を投げかけ、真剣に向き合っていました。

約2時間に及んだインタビューの後、学生たちは4チームに分かれて情報を整理し、どうすれば吉本さんの想いが短い動画で伝えられるか議論し合い、ストーリーを組み立てていきました。

制作する動画のストーリー案を練る学生たち
吉本さんにストーリーの確認を取る学生たち

2日目には実際に動画を制作し、チームごとに作品についてのプレゼンテーションと試写を行いました。

本ワークショップで制作した動画は、原爆被害の実態を後生に伝える一助になればと、インターネット(以下のサイトを参照)で公開しています。

メディア・コンテ(デジタルストーリーテリングの研究プロジェクトのサイト)
http://mediaconte.net/

2017年5月20-21日、広島経済大学にて原爆小頭症の方をサポートする「きのこ会」とのワークショップが行われました。(メディア・コンテ内)
http://mediaconte.net/2017/05/20170520-21/
※本URLは変更になる可能性があります。

学生たちは今回のワークショップでの制作プロセスを通じて、地域の理解を深め、自己や他者を伝えていくメディアリテラシーを学ぶ良いきっかけとなったようです。この経験を活かし、これからのメディア表現やコミュニケーションのあるべき姿について考えを深めていってもらえればと思います。

今後もメディアビジネス学科土屋ゼミの学生たちの活躍にご期待ください。