前川功一 前学長による最終講義が開講されました。

2/22/2019
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2月21日、明徳館7階プレゼンテーションコートにおいて、本学前学長で大学院前研究科長である前川功一教授による最終講義が開講されました。
多くの教職員が集まり、最後の講話に耳を傾けました。

前川教授は2007年に本学大学院経済研究科教授として着任され、2008年には学長に就任。入試改革や教育改革など多くの功績を残し2017年3月に学長職退任後は、大学院教授として研究と指導を継続してこられました。
最終講義では、広島大学で助手として始まった研究者人生から広島大学での副学長時代、本学での学長時代など、ご自身の半生を「教育・研究50年 -でたらめな歩み-」と題して振り返られました。

後半は、専門分野の「統計学」「計量経済学」で革命的な変化をもたらしたとされる「ランダム・ウォーク」を取り上げ、本講義の副題の意図を明かしながら、伝統的な統計的手法が通用しない非定常時系列の世界と、ランダムの中にも定常的現象が見出される「共和分分析」についての講義がおこなわれました。
特に教育の心得として大事にしてこられたという「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない」「数学的表現を日本語に翻訳する」「教えることは学ぶこと」の例示として、身近な株価変動やサッカーの得点率を取り上げながら分かりやすく講義をされる姿が印象的でした。

最後の締めくくりの言葉として、本学の建学の精神「和を以て貴しと為す」と「ランダム・ウォーク」を重ね合わせ、「多種多様の人の集まりの中で和を保つのは大変ですが、ランダムの中にも調和が生まれる共和分関係があるのであれば、個々が一見別々の主張や行動をしていたとしてもどこかで一致するところがあります。それが本学の強みです。」と教職員たちに熱いエールを送られました。

講義の最後には、花束が贈呈され、盛大な拍手の中、満面の笑顔を見せられました。

前川先生、長い教員生活ありがとうございました。
これからも研究者として研究し続けられるとのことですので、今後もご活躍をお祈りしています。

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