メディアビジネス学科の学生らが限界集落をテーマにドキュメンタリー映画を制作し、湯来町上多田集落で上映会を開催しました。

9/26/2018
社会・地域 教育・研究 学生の活動

9月18日(火)、湯来町上多田集落の公民館「みどり会館」において、メディアビジネス学科徳永ゼミナールの学生たちが制作したドキュメンタリー映画「温もりと寂しさと 里山で」の上映会が開かれました。

本上映会は、限界集落をテーマに制作した本作品を、ぜひドキュメンタリー映画の舞台であり撮影でお世話になった里の皆さんに、お礼の意味を込めてお届けしたいと学生たちが企画したもので、里の人口の8分の1にあたる12名の方が集まってくれました。

上映した学生制作のドキュメンタリー映画「温もりと寂しさと 里山で」は、湯来町のさらに奥にある限界集落のひとつ上多田に住む人々の交流を描いた作品です。
夫に先立たれ身寄りの無い一人暮らしおばあちゃんと、里興しのために集落に住み着いた一人の若者。
二人の交流を中心に、四季折々の景色と新しい命の誕生など、里に通い里の方々の心を見つめた作品になっています。

上映会終了後、里の方々からは称賛と同時に、「私たちの里をこんなふうに描いてくれてありがとう」という、お礼の言葉が寄せられました。

かつて上多田は林業で栄え人口も千人を超える「山のハワイ」と呼ばれた豊かな里でした。それが林業の斜陽化に伴って人口流出が続き、今は100人を切る典型的な限界集落になっています。

JR五日市駅からバスで1時間半、さらに知り合いの方の車で30分かけてたどり着いた上多田は、澄み切った空の青と稲穂の黄金色が見事なコントラストを見せていました。

夕方からは宿泊した古民家の庭先でバーベキューを行い、お世話になった方々を招待して遅くまで語り明かしました。この里で暮らす本学の卒業生二人から猪肉の差し入れがあり、キャンパスライフの話題でも盛り上がりました
里の歴史や今の暮らしなど、里の方々や先輩たちから聞く話は学生にとっては全てが肥やしになったようです。

男子学生は古民家に泊まり、薪を割ってカマドでご飯炊きを経験。
女子学生は映画に出演してもらった一人住まいのお婆さんのお宅に泊めてもらい、朝はお味噌汁に栗のおにぎりをいただきました。
一晩過ごしたお宅を発つ時には、全員でお婆さんと一人ひとりがハグをして別れを惜しみました。お婆さんの心にも学生たちの心にも、ポッと灯りがともった瞬間でした。

二日目の午前は里を歩いて限界集落を考えるワークショップをおこない、コンニャク作りにも挑戦しました。

田舎の人情を知らない学生たちにとって、貴重な経験が得られた贅沢な田舎三昧の二日間となったようです。